誕生の歴史

ガラス誕生の歴史をたどると、紀元前5000年頃から陶磁器や青銅器を作る材料として使われていたと言います。エジプトで誕生したと言われていますが、メソポタミアではないかと考えられているそうです。はじめからガラスが誕生していたのではなく、釉薬として使われていたそうです。

何故ガラスが誕生出来たのかと言うと、こんな説があります。炊事の炉を作るのに船荷の炭酸ソーダの塊を用いたら炉の熱によってソーダの塊と海岸の白砂が混ざり合って溶け、出来たと言う説と、船乗りが砂浜で焚き火をしていて潮風を遮るのにそばにあった岩塩を使った所、偶然岩塩が火の熱で溶けて砂と反応し、出来たと言う説があります。

日本の歴史の中でガラスが伝わってきたのは弥生時代と言われ、ガラス玉が見つかっています。初めは勾玉の様な神仏や祈りの為に使われていました。それから生活用品が海外から伝わりましたが、江戸時代では熱に弱く壊れやすかったのでガラス容器としての利用はなく飾り物や贈り物として作られていました。

その後、海外からガラスくずが輸入されるようになり、今までは鉛分の多いもろい材料で作っていたのですが、割れにくいソーダー製の材料が使われ始め発展していき、今に至っているのです。